
はじめに
那須の豊かな自然と見晴らしのよい敷地条件を活かし、
外へとひらかれたのびやかな暮らしと、内に落ち着ける居場所の両立を目指した住まいです。
広がりのある風景の中で暮らしながらも、
家族それぞれが安心して過ごせる場を住まいの中に重ねることで、
日々の暮らしに多様な過ごし方を生み出します。
計画概要
- 階数:2階建て
- 間取り:2LDK(将来3LDK対応)+タタミコーナー
- 床面積:35.93坪
- 敷地面積:広大な土地
敷地の広がりと視線の抜けを活かし、
内外がゆるやかにつながる構成としています。
風景にひらく暮らし
この住まいの魅力は、各方向に視線が抜ける開放的なロケーションにあります。

建物を単に敷地に配置するのではなく、
周囲の風景を日常の中に取り込むことを前提として計画しています。
窓の取り方や空間の抜けを工夫することで、
室内にいながらも外の広がりを感じられる構成とし、
視線が止まらない、のびやかな空間をつくっています。
また、この土地で暮らし続けること、
将来酪農を継いでいくことを見据え、
住まいが環境や営みに素直に応答するあり方を大切にしています。
こもれる居場所
開放的な空間の中には、落ち着いて過ごせる「こもり」の感覚も必要です。
本計画では、タタミコーナーを一段下げることで、
リビングとつながりながらも、少しこもれる場所をつくりました。

- 視線の高さに変化をつくる
- 家族の気配を感じながら過ごせる
- 自分の居場所として認識できるスケール
この場所は、くつろぎの場であると同時に、
子どもの遊び場や学びの場としても機能します。
成長に応じて使い方が変化する、
柔軟な居場所として計画しています。
居場所の重なり
この住まいでは、開放とこもりを分けるのではなく、
それぞれが重なり合う関係をつくることを目指しています。
リビング、タタミコーナー、外の風景が、
視線や段差によってゆるやかにつながることで、
住まいの中に複数の居場所が生まれます。


- 開かれた場所
- 少しこもれる場所
- 外とつながる場所
家族はその時の気分や行為に応じて、
自然に場所を選びながら過ごすことができます。
まとめ
風景にひらく暮らし。
こもれる居場所。
そして居場所の重なり。
それぞれの要素が重なり合うことで、
暮らしに多様な選択肢が生まれます。
本計画は、空間の形ではなく、
過ごし方の幅をつくることを目的とした住まいの提案です。
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